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2012年
2013年

日本ケルト協会の歩み
その6  2009〜2011
講師のみなさんの肩書きなどは当時のものです。
       ◎ 『日本ケルト協会』に改称
2012
  定 例 会
4月26日 水上往還
〜アイルランドにおける航海譚と異界の風景〜
中央大学教授  松村賢一 氏
アイルランドに残存する数多くの神話や伝統は古代・中世の物語として今に伝えられていますが、その源はストーリーテリングとよばれる《語り》でした。ストーリーテリングは伝承の過程で変容しながらも、多くが12世紀のアイルランド修道院文化の黄金期を経て文字に写されていきました。中でも異色な物語群に中世の航海譚があります。『ブランの航海』は最も古い航海の物語とされ、日本古代の常世の国を彷彿とさせる異界の風景が存分に写し出されています。妖精の誘いをうけ、潮路はるかな「女人の国」を訪れたブランの一行がアイルランドの岸辺に還って来た時には、幾百年が過ぎていました。この話はどのような心性から生まれたのでしょうか。万葉集や丹後風土記逸文などに遡る神仙譚の浦島子に似ているところがあります。
 このほかにラテン語による『聖ブレダンの航海』と酷似した『マールドゥーンの航海』、アイオーナ島から二人の修道士が海上巡礼する『スネーフサとリーラの息子の航海』、天国と地獄をモチーフにした『コラの末裔三兄弟の航海』などがあります。とりわけ『コラの末裔三兄弟の航海』はキリスト教の贖罪巡礼をめぐる航海譚ですが、贖罪ではなく悟りとして観音菩薩のもとに生まれ変わることを願った日本の僧たちの補陀落渡海についても触れたいと思います。
7月5日 ケルトの水脈
   
〜ブルターニュ
(ブレイス)
         ケルトを意識するとき〜
女子美術大学教授    原 聖 氏
 ブルターニュ(ブレイス)では、現在、「ケルト間交流祭り(フェスティバル・アンテールセルティック」というイヴェントが40万人もの観客を集めて開催され、「ケルト・サークル(セルクル・セルティック)」という伝統舞踏の愛好家団体は、200を超える支部をブルターニュ全域にもっている。ブルターニュにとって「ケルト」とは、アイデンティティの重要な部分であり観光資源ともなっているのである。
 フランスにおける「ケルト」は、16世紀に登場し、当初は「ガリア
(ゴール)と同義だった。反フランス的な民族主義の核として「ケルト」が意識されるようになるのは、19世紀半ば以降である。こうしたなかで、民俗学が対象とする、生活習慣や民話に含まれる、キリスト教に包摂されないような部分が「ケルト的」とみなされるようになるのである。
 同時に、ケルト諸語の同族性をもとにしたケルト語圏の交流活動が始まる。
これが、はじめに紹介したイヴェントや団体にまでつながっているのである。
こうした「ケルト」について、具体的事例を通して解説する。
10月4日 漢とローマ〜倭とケルト 九州歴史資料館 館長 西谷  正 氏
今から2千年ほど前、ユーラシア大陸の東と西に、二つの大きな文化圏があった。東の文化圏とは漢帝国を中心としたものであり、そして、西の文化圏とはローマ帝国のそれであった。また、二つの文化圏の周辺には、それぞれ、異民族の文化圏が見られた。東の漢帝国の周辺文化圏の一つが、その当時、漢帝国から倭と呼ばれた現在の日本列島において認められる。
漢帝国は北方の草原地帯を舞台に強大な勢力を形成し、南方へ進出を計っていた匈奴を牽引するため、倭をその冊封体制下に組み入れようとした。一方、漢帝国とはシルク・ロードのオアシス・ルートで結ばれた西方に、ローマ帝国が位置した。ローマ帝国は、その版図拡大の過程で、現在のイングランドのケルトへと進出した。ここにおいて、西のローマ帝国とケルトの関係を、東の漢帝国と倭のそれとの比較から、二つの地域間に見られる共通性と相違点を見出したいと思う。 
たとえば、ローマ帝国のファートに対して、ケルトはヒルフォートで対抗した。それに対して、漢帝国の場合は、群県治所の設置が見られたが、漢帝国の直接支配を受けなかった倭では、朝貢関係を結んだ。ただ、倭における防衛的な環濠集落はケルトのそれに共通点が見出せる。しかし、防衛対象は、ケルトの環濠集落がローマ帝国であるのに対して、倭のそれは倭内部の周辺諸国であった点は大きな違いである。
  輪 読 会
毎月第1火曜日
18:00〜19:30
途中参加も歓迎!
ジェームズ・ジョイス
「ダブリン市民」
講師 帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸 氏
 アイルランド文学ジェームズ・ジョイスの有名な作品「ダブリン市民」を原書で読んでいきます。
 この輪読会では『ダブリン市民』のなかでも比較的読みやすい作品をいくつか取り上げ、原文で精読していきます。 ジョイスに興味があり、その文学世界を知りたいと望んでいらっしゃるかとはこの機会をぜひお見逃しなく!
  アイリッシュダンス公開講座&自主練習会
公開講座
7月20日
8月30日
アイリッシュダンス公開講座 
リバーダンスの日本人ダンサー林 孝之さん
をお迎えしてアイリッシュダンスの公開講座
アイリッシュ ダンサー・振り付師 林 孝之氏(元リバーダンスメンバー)
 (林さんはリバーダンスに感銘を受け、2001年に単身アイルランドに渡り、ストリートパフォーマンスをしながら、ダンススクールに通い、世界選手権などに出場。リムリック大学で本格的に伝統舞踏コースを修了し、リバーダンスのメンバーとして世界ツアーに参加されています。 「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれています。日本におけるアイリシュダンスの第一  人者です。)
今年度は12月6日に当会の15周年記念行事としてアクロス福岡・円形ホールで「ケルト・アイリッシュ音楽とダンスのつどい」を開催いたします。当講座もダンス部門で参加いたしますので、その練習を含めて公開講座を行います。
  15周年記念行事 ケルティックフェスティバル  
12月6日
ケルト・アイリッシュ音楽と
ダンスのつどい
場所  アクロス福岡円形ホール
入場料  500円
12月8日〜13日 ケルト・アイルランド文化の交流展 アクロス福岡交流ギャラリー
12月8日
講演会 アイルランドの「ケルト」紀行
 
13:30受付/要予約 14:00〜16:00
エッセイスト 武部好伸氏
12月9日
ワークショップ 
  14:00〜16:00
書道・福岡書芸院主宰 前田鼎之 氏
游游古代文字
12月10日
ワークショップ
  14:00〜16:00/要予約
カリグラファ・スタヂオポンテ認定講師 森 貴美子 氏
カリグラファ  「ケルト文字のThank Youカード」
12月11日
シンポジウム
  14:00〜16:00
交流展出品作家によるトーク
The Spairal of Peace
私のピースプロジェクト
12月12日
シンポジウム
  14:00〜16:00
交流展出品作家によるトーク
The Spairal of Peace
私のピースプロジェクト
 
2013
   定 例 会
 4月21日(日)
 イェイツと柳田國男
詩人     吉増 剛造氏 
 『ケルトの薄明』を著しましたW・B・イエイツ(11865年〜1939年)の生涯と『遠野物語』の柳田國男さん(1875年〜1962年)の一生が、ほぼかさなっていて、おなじように、妖精の邦への深い関心をもつ時代をおなじくしつつ、どうやら相似た魂の、・・・「詩人」と言うよりも「想像力のヒト」らしいいと気付きましたのは、『遠野物語』(明治43年、1910年6月刊)に先立つ『石神問答』(1910年5月刊)の次のくだりを目にしたときのことでした。
   『久しぶりの御書面なつかしく拝見  殊に数々の御話につけて更に又六角牛草地峰の山の姿を想ひ浮べ候  ザシキワラシに似通ひたる欧羅巴の神々、調べ候はぼ限なき興味可有之候へども  小生は今以て其余暇無之候  先年YeatsがCeltic Twilightを一読せしこと有之候  愛蘭のフェアリィズにはザシキワラシに似たる者もありしかと存じ居候  遠野物語は早く清書して此夏迄には公にし度願に候へども 何分目下は石神のこと中途にて打棄てがたく・・・・』 (文中、太字は引用者)
 書面の宛先は、『遠野物語』の語り部であった、佐々木喜善(鏡石)氏、・・・
柳田さんが尋ねられたのは、トーノにいる、ウスツキツコやカッパに似た存在、果たして欧羅巴にもいるのでしょうかという質問。どうでしょう、傍点のところから(「イエイツ研究」)に引用した時から十数年)はじめてここに傍点を置いてみて、柳田さんのこころ躍り、昂ぶりが読みとれたのだと思う。謎のようにいわれて来た『遠野物語』序言の「此書を外國に在る人々に呈す」は、このこころ躍りから出たものといって、ほぼ間違いはない。
 さて、福岡での日本ケルト協会さんから奇跡のようなお誘い・・・『遠野物語』に先立つこと二年、三十三才のときの少佐官僚柳田國男の九州旅行の大切さを、残されたテープのお声を通して、この機会にみなさまに届けてみたい。イエイツは、声もそうですが小生のYeats Visionという14,5分の短編のお披露目も。
 6月9日(日)
 「イースター蜂起とアイルランド人作家」
 西南学院大学准教授   河原真也 氏 

『ダブリンにある、コノリー、ヒューストン、ピアースという鉄道ターミナルr駅はいずれも「イースター蜂起」の指導者の名前が駅名になっています。意外と知られていないのですが、その他の駅にも歴史的事件の指導者の名前が付けられています。かってキングズタウンとよ呼ばれたダンリアーリ駅にはマリン(mallin)が、海岸のリゾート地であるブレイにはディリー(Daly)が、そしてクロムウェルが上陸したドロヘダにはマクブライド(MacBride)が。このようにアイルランド共和国では、英国からの独立の道をひらいた「イースター蜂起」が社会の至るところに歴史の記憶としてとどめられ、国家のアイデンティティの象徴として今なお尊重されているのです。この歴史的大事件から百年を迎える2016年に向けて、新聞の投書欄などでは、記念行事がどうあるべきかと多くの意見が交わされています。かって国民的詩人W・B・イエイツは、有名な'Easter 1916'の中で先に挙げた指導者の名前に言及しました。では現代のアイルランド人作家(芸術家)はこの事件をどう描いているのでしょうか?この武装蜂起の評価をめぐっては、英国からの独立後、美化された面が多いことが近年の研究で明らかになってきました。今回は20世紀半ば以降の作家(芸術家)が描く「イースター蜂起」の表象を参考にしながら、20世紀初頭のアイルランドの社会事情を検証すると同時に、この事件が神格化された背景を探っていきたいと思います。
 9月8日(日)
 ホスピスの源流をさぐる
  にのさかクリニック院長   二の坂 保喜 氏

「生命の操作が可能となった新しい人類の歴史の1ページを迎え、1970年代から急速に世界各国に広がり始めたホスピス運動を 『人権運動としてのホスピス』としてとらえ、1980年にロンドンのセント・クルストファー・ホスピで開かれた世界で最初のホスピス会議(バー・ミツバ会議)で報告したのは、アメリカ代表のシスター・ジータ・マリー・コッターであった」で始まる岡村昭彦の『ホスピスへの遠い道』(筑摩書房、1987)との出会いが、私のホスピスへの遠い日道の出発だった。
本書は「序・人権運動としてのポスピス」に始まり、続いて「1 アイルランドから見える世界の拡がり」 「2 われわれはいま、どんな時代に生きているのか」 「3 人間の健康な部分と病院という虚構について」 「4 市民ホスピス」 「5  マザー・エイケンヘッドの娘たち」と続いている。400ページに及ぶ重厚な書で、医学書院発行の「看護教育」に『21世紀の看護を考えるルポルタージュ ホスピスへの遠い道ーマザー・メアリー・エイケンヘッドの生涯』と題して19回に渡って連載されたものを一冊にまとめたもの。医師になって5年目くらいだった私は小倉の書店で偶然に見つけた本書に多いに触発され、ホスピス、そしてバイオエシックスへの道を歩始めた。本書の岡村の導きに従いながら、ホスピスの源流をたどり、私自身の在宅ホスピスの歩を振り返りながら、現代日本のポスピスの課題を探り、そして私たち一人一人の生き方を一緒に考える時間としたいと思います。
 11月17日(日)
 W.B.Yeatsの薔薇  
 帝京大学教授 木村俊幸氏

古代ギリシャ・ローマ時代において愛と美の女神アフロディーテ(ヴイーナス)に捧げられた花であり、さらにヨーロッパの中世において「神秘の薔薇」として聖母マリアの純潔を象徴する花だあった薔薇は、その多様な象徴ゆえに、古来多くの詩人によって詩歌にうたわれてきた。イェイツも詩『薔薇」(The Rose)や『芦間の風」
古代ギリシア・ローマ時代において愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)に捧げられた花であり、さらにヨーロッパの中世においては「神秘の薔薇」として聖母マリアの純潔を象徴する花であった薔薇は、その多様な象徴性ゆえに、古来多くの詩人によって詩歌にうたわれてきた。イェイツも詩集[『薔薇』 (The Rose)や『葦間の風』(The Wind among the Reeds)に収録の、薔薇を主題としたいくつかの詩において、もともと豊かな象徴性の備わった薔薇をさまざまな文脈においてうたうことで、この花にさらに新たなる象徴性、あるいは物語性を付与している。そこに見られるものは、アイルランドの文化的独立への志向性と深く結びついた、個別的なものを普遍化しようという意志である。イェイツは、アイルランド神話(個別的、地域的なもの)を古代ギリシア・ローマ時代以来の薔薇の伝統的なシンボジズム(ヨ一ロッパの文芸文化の正統に棹さす普遍的なもの)と融合させることによって、前者、つまりアイルランド的なものの普遍化を図っている。
 イェイツは、魔術についてのエッセイのなかで我々の記憶は「一個の大いなる記憶」(“one greatmemory”)の一部であり、その「大いなる記憶」は「象徴」(“symbo1”)によって呼び起こすことができる、と語っている。まさにイェイツの薔薇もそのようなF象徴jであり、薔薇によるアイルランド神話の普遍化とは、かつて存在した「一個の大いなる記憶」をアイルランド国民に呼び覚まし、独立をめぐって分裂していた国民の心を一つに統合することに他ならない。
 本セミナーの眼目は、独立前のアイルランドの政治的状況を踏まえながら初期のイェイツが薔薇に託そうとしたさまざまな象徴の意味に照明をあて、さらに薔薇の象徴そのものが孕む問題点を探りつつ、中期以降のイェイツ詩における薔薇の行方を辿ることにある。
【プロフィール】木村俊幸(キムラトシュキ)
1954年広島生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業の後、同大学大学院文学研究科修士課程を修了。現在、帝京大学福岡医療技術学部教授、西南学院大学非常勤講師。専攻はイギリス・ロマン派詩人、特にキーツ、ワーズワス、バーンズなど。
数年前からアイルランド文学に関心が移り現在はイェイツやシングなどの作品を読んでいる。 2005 年から、日本ケルト協会主催の、月一回の輪読会の講師をつとめている。

   特 別 企 画
10月24日(木)〜
27日(日)
3泊4日
 
 本ケルト協会研修の旅
  /縄文街道シリーズ
「北海道の縄文遺跡と
    ストーンサークル」
10月24日〜10月27日(日) 現地同行講師       遠藤 香澄 氏
現地講師 :         
落合 治彦 氏
10月24日(木)   福岡空港 →新千歳空港→千歳市キウス周堤墓群【国指定史跡】:→千歳市埋蔵文化センター→恵庭市郷土資料館→宿舎
10月25日(金)    深川市音江環状列石【国指定史跡】→昼食→北海道開拓の村→小樽市総合博物館(運河館)→小樽運河などの散策→宿舎
10月26日(土)   小樽市忍路環状列石、余市西崎山・地鎮山環状列石→余市町フゴッペ洞窟館→昼食伊達黄金史跡公園→洞爺湖入江・高砂貝塚【国指定史跡】宿舎
10月27日(日)   函館市縄文文化交流センター【国宝中空土他特別史跡五稜郭 函館奉行所→昼食函館空港羽田空港福岡空港
定員   15人(最低催行 10名
参加費   一般139800円 会員 136800円(往復航空運賃、バス代、入場料、昼食代、宿泊費、保険料を含む
11月22日(金)
11月23日(土)
 
 「アイルランドのX'mas
〜お菓子編〜」
 フォト・エッセイスト   松井ゆみ子氏

 今年のアイリッシュフードイベントは「アイルランドのクリスマスのお菓子」です。アイルランドのクリスマスがどんな風か、お料理やお菓子の準備はどうするか、などのお話です。
講師は河出書房の世界の家庭料理シリーズ「アイルランド料理」の著者松井ゆみ子さんです。
本の中で紹介されているミンスパイとクリスマスプディングのルーツや、作り方も伝授いただきます。
★メニューは……………
    スープ
    チキン&スタフィングのサンドウィッチ
    ミンスパイ
    クリスマスプディング
12月13日(金)
 
 ケルト・アイリッシュ音楽祭2013
ルナサ福岡公演

 完成度の高い技法と洗練されたリズム感でアイリッシュ伝統音楽界を疾走してきた5人組バンド。

この10年間で最高のライブ・バンドと謳われるアイルランドの伝統音楽界のスーパー・グループ!
熱気と疾走感、そして抜群のグループで、ルナサの音が福岡の街を駆け抜けたのは2001年
「新世代のスーパー・スーパーバンド」と呼ばれデビューして15年・・・・さらにパワーアップして12年ぶりに福岡に帰ってくる!!
  ジョーン・スミス(フィドル)
  ケヴィン・クロフォード(フルート)
  ジェイソン・サイファー(ベース)
  キリアン・ヴァレリー(イーリアン・パイプ)
  エド・ボイド(ギター)

会 場 住吉神社 能楽殿  福岡市博多区住吉3-1-51
   輪 読 会
 毎月第金曜日
18:00〜19:30
 『トリスタンとイゾルデ』
(Tristan and Lseult)
 帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸
毎月第1金曜日、夕方6時から8時まで、主にアイルランドの作家を中心に原書による輪読会を行なっています。これまでイェイツやシングやジョイスなど、アイルランドを代表する文学者の作品を読んできました。今回は少し趣向を変えて、トリスタンとイゾルデの愛と死の物語です。
この物語は、アイルランド、ウェールズ、コンウォール地方を含むケルト文化圏に伝わる古い伝承にその起源をもち、アーサー王物語の中でもひときわ精彩を放つ一挿話として愛好されたきました。我が国でもリヒャルト・ワーグナーの同名の歌劇によってよく広く知られています。
 輪読会の進め方は、前の月の輪読会でそれぞれテキストの担当部分(1ページから1ページ半)を決めておいて、翌月の輪読会で担当者が訳読を行い、その後、講師を中心に全員で難解な語句の意味や解釈の難しい箇所などをめぐってディスカッションするというものです。文学や語学に関心のある方は奮ってご参加ください。途中参加もOKです。
 テキストはイギリスの歴史小説家ローズマリー・サトクリフによる再話、Tristan and Lseultです。
   トラベルスタデ
 2013年
4月〜12月

2014年
1月〜3月
中央ヨーロッパ・ケルトの
   古代遺跡を訪ねて
  2013年4月〜12月
      イタリア・ドイツ ・スペイン・他
  2014年1月〜3月
      アイルランド・ イギリス・ スッコトランド
 
西南学院大学教授  勢一 智子氏
 当会では中央ヨーロッパのケルト遺跡を訪ねる研修の旅を予定しています。
その事前学習を兼ねて、ゲストの方に現地の様子をお話しいただき、多角的な視点で考えて行く「トラベルスタディー」を行なっています。
4月27日(土)は西南学院大学教授 勢一 智子氏にドイツ留学中に体験された各国の様子をお話いただきます。
 ドイツ・スイス・オーストラリアの三カ国が国境を接するボーデン湖。この湖は3つの国を色々な形でつないでいます。いずれの国もドイツ語が話されており、似ているところも多いのですが、それぞれ大変個性的です。3カ国の個性が融合している国境地域について、日常の暮らしを通じて地域の魅力をご紹介します。
   アイリッシュダンス福岡
 

4月〜
H2014 3月
普及講座&
イリッシュダンスと音楽の交流会
  
 日本ケルト教会アイリッシュダンス講師 青木トモエ 氏

当会では1996年から折に触れてアイリッシュダンスの講座を設けてきました。
2013年もアイリッシュダンスをより多<の方々に親しんでいただくために普及講座を継続して行います。当会独自の講師によって、全く初めての経験がない方でも判りやすく、基礎ステップからダンス曲を踊れるように指導していきます。対象は子供〜大人まで、年齢制限はありません。
最後には発表の場を設けます。
 
   夜楽塾
5月11日(土曜)

7月20日(土曜)
 
 随時  「父の絵と私」 
住田康啓  日本ケルト協会会員


「My original ltinerary〜美術館、コンサートハシゴ旅」
黒永 美奈子  日本ケルト協会会員
   アイリッシュミュージック福岡
5月〜7月     功刀 丈弘氏 (クヌギタケヒロ)
 「アイリッシュミュージック福岡」としてアイリッシュ音楽・・・・特にその中でも伝統的な楽器であるフィドルのワークショップを行います。
講師はその演奏に定評があり、関西を中心に活動されている京都在住のフィドラー功刀 丈弘氏です。

日 時
(前期)
5月26日(日) 
6月30日(日)
7月28日(日)  各13:00〜17:00
 
 2014年
   定 例 会

4月27日(日

  
  広島大学名誉教授 藤本黎時氏 

イェイツは、若い時から晩年まで、友人として、恋人として、親しい関係を持った女性が多くいた。詩人は、美貌と才能に恵まれていた彼女たちに報われることのない愛を捧げたために、詩人の心に忘れがたい面影を残し、運命の女性として詩の中に登場する。

 その女性たちの中でも、生涯を通じてファム・ファタールとなった女性は、「23歳のとき、私のこの世での悩みが始まった」と述べているモード・ゴンである。さらに、もう一人あげるとすれば、オリヴィア・シェイクスピアであろう。
 イェイツと二人の女性との親交の詳細については、互いに交わした書簡や伝記などから明らかになっているが、詩の中に登場する二人の女性は、意中の女性を称える恋愛詩の主人公として不朽の姿を詩の中に残しているわけではない。
 イェイツの詩の特色は、詩人としての成熟とともに、華麗な文飾を廃し、言語表現を切り詰め、堅牢、強靭で、時にはアイロニカルで知的な文体へと発展していく。初期の恋愛詩は、その背後に自伝的要素が隠されているが、ロマンティックで、夢幻的なケルトの薄明の世界の中での悲哀が歌われている。
 時間の濾過作用とともに、個人の秘事の痕跡をできるだけ作品の表面から払拭したいという意図も働いていたことは否定できないが、詩人としての成熟とともに、恋愛詩の対象が詩人個人のいわば神話的世界の中の登場人物の域にまで昇華し、変容されているような印象を受けることもある。
 いくつかの詩作品を通して、イェイツの運命の女性が詩作品の中でどのように歌われているかを検証し、あわせて詩の技法のオーガニックな発展を解説したい

 《プロフィール》 藤本黎時(ふじもと れいじ)
1932年、広島県呉市生まれ。広島大学文学部英語英文学専攻卒、大学院文学研究科博士課程修了。広島大学名誉教授、広島市立大学名誉教授、広島女学院常任理事、など
所属学会: 国際アイルランド文学研究協会会員、同日本支部会員、日本イェイツ協会会員、日本アイルランド協会会員、広島アイルランド交流会名誉会長、広島日英協会 理事、など
主要著訳書: 『ヨーロッパ的人間』(共著、勁草書房)、『イェイツーアングロ・アイリッシュのディレンマ』(渓水社)、『アイルランドとスコットランドの昔話』(小峰書店)、『ラオスの民話』(大日本絵画)など。

 6月29日(日   九州国立博物館文化財課    望月規史氏 

 「ケルズの書」とともに「アイルランドの至宝」と称され、数多くの人々を魅了し続けて来た
「タラ・ブローチ」。1850年にアイルランドのタラで発見されたこの豪華なブローチは、かつて
アイルランドで花開いていた金属工芸の素晴らしさを今に伝えています。今回のセミナーでは、アイルランドや英国に残る初期キリスト教時代から中世後期までの金工品を中心に、ドイツやイタリアなどヨーロッパ諸国に残る様々な金工品にも目を向けつつ、普段あまりイメージされることのないヨーロッパ金属工芸の世界とその魅力について、紹介します。 また、私自身が日々の博物館活動のなかで、調査を続けている日本の様々な中世の金工品についても触れ、日本とヨーロッパの金属工芸の共通性や差異についても考えてみたいと思います。
 
【プロフィール】望月規史(モチヅキ ノリフミ)
立命館大学大学院博士課程修了(2009年)。奈良大学や多摩美術大学で非常勤講師を経て、現在九州国立博物館文化財課に勤務。
専門は金属工芸史。著書(共著):『松本清張と近代の巫女たち−「神々の乱心」にみる「御神鏡」の研究−』(北九州市立松本清張記
念館、平成24年3月)、『すぐわかるヨーロッパの装飾文様一美と象徴の世界を旅する−』(株式会社東京美術、平成25年1月)など。
参画した展覧会:「日越外交関係樹立40周年記念福岡県・ハノイ市友好提携5周年記念九州ベトナム友好教会設立5周年記念大ベトナム展」「竃門神社肇祀一三五〇年記念 山の神々一九州の霊峰と神祇信仰−」「国宝大神社展」(九州国立博物館)、
「vin h6a Nhat Ban/The Culture of Japan」(ハノイ国立歴史博物館)など。
9月21日(日    書家     齋藤 五十二 氏

1994年12月に当会が発足して2014年は20周年を迎えます。特別記念行事として故大野忠男氏が1973年から1979年に亘ってアイルランドの遺跡から採拓された拓本を中心にした展覧会を開催致します。

 展示されている拓本を、巨石の時代、ケルトの時代、初期キリスト教時代、ノルマン侵入時代、それ以降の時代〜と歴史的に見ながら、ケルト文化、キリスト教文化、ゲルマン文化がどのように関係しながら現れているかを辿ります。
12月7日(日)    多摩美術大学 教授/芸術人類学研究所 所長 鶴岡 真弓氏

 ユーロ=アジア世界とケルト【神話と象徴のデザイン力】■「日本/列島」は、大航海時代以来、インドやカタ(中国)の彼方にある「極東の島国」として描き出され『魏志倭人伝』に記されたように東海の彼方の周縁とみなされた。しかし北半球で最大にして地球上最も多様な民族文化を培ってきた「ユーラシア」大陸を見渡せば、この極東の列島は「東の縁(ふち)」ではなく、「東の極み」を占める文明の「極」であることを発見させられる。■つまり日本/列島は、ユーラシア「世界」を東の極みから眺望するヴィスタを占め、その芸術文化は、およそ一万年前の縄文文化から、「開かれたユーロ=アジア性」を、芸術や宗教儀礼に表し営みをつづけてきた。 ■たとえばアイヌの人々の衣「アトゥシ」は、シベリア沿海州のナナイ族の人々の花嫁衣装にいまも生きる曲線文様を共有し、「フローラ(植物)界とファウナ(動物)界」を交流させた、北方ユーラシアに普遍的な「生命のしるし」のデザインとして、遠く西の極みの北方ヨーロッパ文明(たとえばケルト文明)の意匠にまで、通じている。■今回はこれまで個々別々に観察されてきたユーロ=アジア世界の民族・集団の芸術の間に動的に「分かち持たれた共有性」から見直してゆき、ヨーロッパの基層ケルトがいかに「ユーロ=アジア世界」とネットワークをもち「神話と造形のデザイン力」を培ってきたか、そのダイナミズムについてお話いただきました。

   特別企画
3月15日(土)〜
17日(月
 
 

3月15日(土)

The O’Ttories ライブ
3月16日(日) 
0
セント・パトリック・ディ パレー福岡 新天町商店街(30分)
アイリッシュ音楽&ダンスフォマンス 
3月16日(日)
 川野満男 アイリシュフォークライブ
3月17日(月)
 アイルランドの紅茶とスコーン
3月17日(月) 
 アイッリシュ音楽ナイト 玄劉初めましてライブ 
9月16日(火)


〜   


9月21日(日
 
  20周年記念行事
ケルトと日本」 「アイルランドと日本」というテーマで福岡から文化活動を発信している「日本ケルト協会」は今年で20周年を迎えました。 

 これを記念して、ケルトと日本の魂が響き合う「アイルランドの石の美術 拓本展」 を開催。
 オープニングに際して特別講演会として次期アイルランド大使にご講演をいただきました
アイルランドの石の美術 拓本展」     造形作家で美術史家の大野忠男氏が1973年から8年間に亘って採拓されました、アイルランドの石に刻まれた美術の拓本群100点余りの展覧会です。現在、その作品を委託管理されている、書家 齋藤五十二氏から借用して福岡で展示致します。東京周辺及びダブリン以外での展示は初めてのことです。 
 特別講演会

 次期駐日アイルランド大使
  「アイルランドの石の美術  拓本展」のオープニングに際して次期バリントン、アイルランド大使に「現在のアイルランド:社会と文化」というテーマでご講演をいただきました。
特別講演会   
 
  ケルト文字のカリグラフィー
 スタジオポンテ主宰  初島さつき
  
ケルト文字は「ケルトの書」に書かれているケルト文字をお手本に、現代によみがえらせたアルファベットです。そのケルト文字で「thank youカード」を書いてみます。ケルト民族のたぐいまれな芸術的センスを文字を通して体感しました。    
 
 「拓本の制作者 大野忠男氏のこと」
 九州大学名誉教授  逢坂 收
 知られざる大野忠男氏の人間的側面を著書や仕事や、岡本太郎も来場していた六本末の作品展の会場の様子などを通して語っていただきました。

 「ケルト・アイルランド文化への誘い 
 日本ケルト協会代表  山本 啓湖
 ケルト人が部族国家を形成しヨーロッパ全土にその力を誇っていたのは今から2500〜3000年前です。ケルト文化が色濃く残るアイルランドの装飾写本や遺跡を通してその足跡を追ってみました
「イースター蜂起とアイルランド独立   西南学院大学准教授   河原真也 氏 
 1916年4月に起こったイースター蜂起は、アイルランド共和国の建国に関わる象徴的な出来事です。短編小説や定期刊行物等を参考にしながら、20世紀初頭のアイルランドの社会状況について検証しました。
 「アイルランドの石の美術」  書家    齋藤 五十二氏 
 展示されている拓本を、巨石の時代、ケルトの時代、初期キリスト教時代、ノルマン侵入時代、それ以降の時代〜と歴史的に見ながら、ケルト文化、キリスト教文化、ゲルマン文化がどのように関係しながら現れているかを辿りました
   
   輪 読 会 
  帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸 
これまでイェイツやシングやジョイスなど、アイルランドを代表する文学者の作品を読んできました。今回は少し趣向を変えて、トリスタンとイゾルデの愛と死の物語です。
この物語は、アイルランド、ウェールズ、コンウォール地方を含むケルト文化圏に伝わる古い伝承にその起源をもち、アーサー王物語の中でもひときわ精彩を放つ一挿話として愛好されたきました。我が国でもリヒャルト・ワーグナーの同名の歌劇によってよく広く知られています。
 テキストはイギリスの歴史小説家ローズマリー・サトクリフによる再話、Tristan and Lseultです。
   アイリシュダンス
   日本ケルト教会アイリッシュダンス講師 青木トモエ 氏
当会では1996年から折に触れてアイリッシュダンスの講座を設けてきました。
アイリッシュダンスをより多<の方々に親しんでいただくために普及講座を継続して行います。当会独自の講師によって、全く初めての経験がない方でも判りやすく、基礎ステップからダンス曲を踊れるように指導していきます
   輪読会
 
 
輪  読  会
毎月第金曜日
18:00〜19:30
 
 途中参加も歓迎!
『トリスタンとイゾルデ』
(Tristan and Lseult)


開催日時が変更になる場合があります。
初めて参加の方はお電話にてお問い合せ下さい。
 毎月第1金曜日、夕方6時から8時まで、主にアイルランドの作家を中心に原書による輪読会を行なっています。これまでイェイツやシングやジョイスなど、アイルランドを代表する文学者の作品を読んできました。今回は少し趣向を変えて、トリスタンとイゾルデの愛と死の物語です。
この物語は、アイルランド、ウェールズ、コンウォール地方を含むケルト文化圏に伝わる古い伝承にその起源をもち、アーサー王物語の中でもひときわ精彩を放つ一挿話として愛好されたきました。我が国でもリヒャルト・ワーグナーの同名の歌劇によってよく広く知られています。
 輪読会の進め方は、前の月の輪読会でそれぞれテキストの担当部分(1ページから1ページ半)を決めておいて、翌月の輪読会で担当者が訳読を行い、その後、講師を中心に全員で難解な語句の意味や解釈の難しい箇所などをめぐってディスカッションするというものです。文学や語学に関心のある方は奮ってご参加ください。途中参加もOKです。
 テキストはイギリスの歴史小説家ローズマリー・サトクリフによる再話、Tristan and Lseultです。

講 師 帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸
日 時 毎月第1金曜日  18:00〜19:30
場 所 The Celts(ザケルツ)
     福岡市中央区警固1-1-23 KIKUEビル1F
     092-714-0112
参加費 各回1000円(1ドリンク付き)
定 員 10名
会員を対象とした少人数の学びの会です。
途中からの参加も可能です。
なるべく早くお申し込みください。
担当:稲永п@092−812−0939
 
アイリッシュダンス  


2014年
普及講座&
イリッシュダンスと音楽の交流会
  
 当会では1996年から折に触れてアイリッシュダンスの講座を設けてきました。
2013年もアイリッシュダンスをより多<の方々に親しんでいただくために普及講座を継続して行います。当会独自の講師によって、全く初めての経験がない方でも判りやすく、基礎ステップからダンス曲を踊れるように指導していきます。対象は子供〜大人まで、年齢制限はありません。この機会にアイリッシュダンスに親しんで、その楽しさに触れてみませんか!
最後には発表の場を設けます。毎月1回、どうぞお気軽にご参加ください。

講  師 日本ケルト教会アイリッシュダンス講師 青木トモエ 氏
 時 間  13:20〜15:40(開場13:00)
3月2日(日)   ウォーミングアップ、基礎ステップ (アクロス練習場2)
4月13日(日)
 博多どんたく港まつり5月3日パレードのための練習会
5月3日   博多どんたくパレード5月3日
6月8日(日)   アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
7月21日(月)   アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
8月31日(日)
 アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
9月14日(日)   アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
10月5日(日)  中央体育館(健康相談室) 福岡中央区赤坂2-5-5 TEL092-741-0301
   2015年3月のSt..パトリックスデーパレードに出演予定です。
11月から練習を始めます。お気軽にご参加下さい。
11月23日(日)   アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
12月23日(火・祭日)   The Celts (15:30〜17:00)自主練です
   
 場 所 アクロス福岡  アクロス練習室 (随時部屋が変わります)
    福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡B2F
    TEL092-725-9113
 参加費
各回1500円(10回分一括納入も可です)
  ※当日直接受付でお支払い下さい
 対 象 子供(小学生)から大人まで
 服 装 服装は動きやすいもの。
靴は運動靴やバレーシューズ。
底が厚くなくて抵抗感が少ないもの、皮底でも可。
自主練習会  ダンスナイト 
普及講座に連動して練習を兼ねて、アイリッシュバプで
青木トモエ講師を中心に簡単なステップを踏みます。
 参加料1オーダ /会場The Celts
主 催 日本ケルト協会
後 援 福岡市、福岡市教育委員会、
(財)福岡市文化芸術振興財団
助 成 (財)福岡県国際交流センター助成事業
予約申し込み メールアドレス keiko-y@celtic.or.jp
Fax 092-574-0331
  山本啓湖
研修の旅   
日本ケルト協会縄文街道シリーズN0.5   北陸の縄文遺跡をゆく
〜石川県・富山県・新潟県〜
(福岡発着)
 
 今回の旅は、石川県御経塚・チカモリ・真脇、富山県不動堂・桜町、新潟県長者ケ原といった北陸の著名な縄文遺跡を訪ねます。コンセプトは巨大遺構とヒスイ文化の探訪です。コースにしたがって見どころを紹介します。
 御経塚遺跡とチカモリ遺跡は、北陸を代表する縄文時代後期・晩期の遺跡です。御経塚遺跡は土器・石器や装身具・祭祀具といった豊富な出土品が売りですが、管理人の熱い解説も注目です。
チカモリ遺跡では環状木柱列が―押しです。遺跡公園で復元された環状木柱列をみて、往時を実感してみてください。展示館には出土した巨大な木柱列が展示されています。

 真脇遺跡、ここはもう多くを語る必要がないと思いますが、近年復元された巨大な木柱列がこうご期待です。その他、他で
はお目にかかれないトーテンポール状木柱や板敷土廣墓の展示などもとくとご覧ください。真脇遺跡から不動堂遺跡への道すがらは、晴れていれば富山湾越しに立山連峰を望むことができる絶景が続きます。不動堂は、縄文時代の大型住居跡が初めて発見された遺跡で、大型住居をはじめとした数棟の竪穴住居が復元されています。4つの炉を持つ大型住居の大きさを、平面ではなく、復元された立体構造で実感ください。長者ケ原遺跡は、縄文時代のヒスイ文化が初めて明らかにされた遺跡で、展示品その一端がうかがわれます。また、大規模に行われていた蛇紋岩製磨製石斧製作関連遺物も注目です。考古館近くのフォッサマグミュージアムにはヒスイの一品や巨大岩石が展示せれています。ヒスイのお土産もこちらで。桜町遺跡は、縄文時代に高床の建築が存在したことを、具体的に証明した遺跡です。豊富な木製・植物性遺跡を堪能すると同時に、縄文文化のもう一つの顔である木の文化を実感ください。
《スケジュール》
6月13日
 (金)
  福岡空港12:35発→13:55着小松空港14:20発→15:00着石川県御経塚遺跡16:00発→16:10着石川県チカモリ遺跡17:00発→19:00着宿舎          <石川県能登町泊>
  6月14日
 (土)
  宿舎8:50発→9:oO着石川県真脇遺跡1 1 :30発→昼食(景色が良いので車中)→15:30着富山県不動堂遺跡17:oo発→18:oo着宿舎         <新潟県糸魚川市泊>
6月15日
 (日)
 
宿舎8:30発→新潟県長者ケ原遺跡10:00発→10:Oo着フオッサマグナミュージアム11:Oo発→12:30着昼食フェルベール本店13:30発→14:30着富山県桜町遺跡16:00発→16:30石動駅経由で小松空港へ→小松空港19:Oo発→福岡空港20:20着 
                           ※交通状況や天候によりスケジュールの変更を行う場合があります。

 ●日  時   2014年6月13日(金)〜6月15日(日)2泊3日
 ●現地同行講師  新潟県考古学会会長、日本考古学協会員寺崎裕助氏
 ●定  員  15名(最少催行人員8名)※航空割引運賃の関係で4/3oまでに予約をお願いいたします
 ●参加費   一般88,900円会員87,900円(往復航空運賃、バス代、入場料、宿泊費、タ食代、保険料など含む)
 ●企  画  日本ケルト協会

◆旅行取り扱い 潟Zンチュリートラベル福岡市中央区赤坂|-10-22(福岡県知事登録国内旅行業者第3-465号)
           担当樋口公滋
◆予約・お問い合わせ日本ケルト協会事務局福岡市博多区麦野1-28-44 Tel/Fax)092-574-0331
                     http://www.celtic.orjpメールkeiko-y@celtic.orjp
夜楽塾   
     
5月17日
 エンターテインメントと人生の旅  梁瀬一郎 会員
 6月21日
 松本清張が愛したケルト  柳原暁子 会員
 8月9日(土)  アイルランドを旅する  小山友紀 会員
 12月  イギリスの60年代後半〜
70年代のフォークロックについて
 川野満男 会員
 会場  The Celts 福岡市中央区警固1-1-23  
 18:30〜20:00
 参加費  1000円(1ドリンク付き) 
トラベルスタディ   
2014年
   定 例 会
 4月21日(日)
 イェイツと柳田國男
詩人     吉増 剛造氏 
 『ケルトの薄明』を著しましたW・B・イエイツ(11865年〜1939年)の生涯と『遠野物語』の柳田國男さん(1875年〜1962年)の一生が、ほぼかさなっていて、おなじように、妖精の邦への深い関心をもつ時代をおなじくしつつ、どうやら相似た魂の、・・・「詩人」と言うよりも「想像力のヒト」らしいいと気付きましたのは、『遠野物語』(明治43年、1910年6月刊)に先立つ『石神問答』(1910年5月刊)の次のくだりを目にしたときのことでした。
   『久しぶりの御書面なつかしく拝見  殊に数々の御話につけて更に又六角牛草地峰の山の姿を想ひ浮べ候  ザシキワラシに似通ひたる欧羅巴の神々、調べ候はぼ限なき興味可有之候へども  小生は今以て其余暇無之候  先年YeatsがCeltic Twilightを一読せしこと有之候  愛蘭のフェアリィズにはザシキワラシに似たる者もありしかと存じ居候  遠野物語は早く清書して此夏迄には公にし度願に候へども 何分目下は石神のこと中途にて打棄てがたく・・・・』 (文中、太字は引用者)
 書面の宛先は、『遠野物語』の語り部であった、佐々木喜善(鏡石)氏、・・・
柳田さんが尋ねられたのは、トーノにいる、ウスツキツコやカッパに似た存在、果たして欧羅巴にもいるのでしょうかという質問。どうでしょう、傍点のところから(「イエイツ研究」)に引用した時から十数年)はじめてここに傍点を置いてみて、柳田さんのこころ躍り、昂ぶりが読みとれたのだと思う。謎のようにいわれて来た『遠野物語』序言の「此書を外國に在る人々に呈す」は、このこころ躍りから出たものといって、ほぼ間違いはない。
 さて、福岡での日本ケルト協会さんから奇跡のようなお誘い・・・『遠野物語』に先立つこと二年、三十三才のときの少佐官僚柳田國男の九州旅行の大切さを、残されたテープのお声を通して、この機会にみなさまに届けてみたい。イエイツは、声もそうですが小生のYeats Visionという14,5分の短編のお披露目も。
予定表をご覧ください。