鶴岡 真弓 (つるおか まゆみ)
多摩美術大学教授/芸術人類学研究所所長
専攻は美術史、比較文明論、ケルト表象文化。
早稲田大学大学院修了後、アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジ留学。東北芸術工科大学助教授を経て96年から立命館大に。処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で、わが国のトータルなケルト芸術・文化紹介の火付け役となり、89年、第1回倫雅美術奨励賞受賞。『装飾する魂』『装飾の神話学』でユーロ・アジア―日本を横断する装飾美術の比較文明論を展開。日本ペンクラブ会員。
主な著書に『ジョイスとケルト世界』(平凡社)、『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、訳書に『ケルズの書』(創元社)『ケルト人――幻の民・蘇るヨーロッパ』(同)などがある。1952年生まれ
主な著書
- 『ケルト/装飾的思考』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(筑摩書房 89年⇒ 文庫版 93年)
- 『ケルト 民族と伝統の想像力』・・・・・・・・・・・・・(共著 中央大出版部 91年)
- 『聖パトリック祭の夜』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(岩波書店 93年)
- 『ケルトの風に吹かれて』・・・・・・・・・・・・・・・・・(辻井喬と共著 北沢図書出版 94年)
- 『装飾する魂 日本の文様芸術』・・・・・・・・・・・・(平凡社 95年)
- 『ケルト美術への招待』(筑摩書房 95年⇒ ちくま学術文庫版『ケルト美術』 2001年)
- 『ジョイスとケルト世界』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(平凡社ライブラリー 97年)
- 『ケルトの歴史 文化・美術・神話を読む』・・・・・(共著 河出書房新社 99年)
- 『ケルトと日本』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(共著 角川書店 2000年)
- 『装飾の神話学』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(河出書房新社 2000年)
- 『装飾の美術文明史』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(NHK出版 2004年)
- 『黄金と生命』・・・・・・・・・・(講談社 2007年)
主な訳書・監修
- 『古ヨーロッパの神々』M.ギンブタス・・・・・・・・・・(言叢社 89年)
- 『ミステリアス・ケルト』J・シャーキー・・・・・・・・・(平凡社 92年)
- 『ケルト人―蘇るヨーロッパ<幻の民>』C・エリュアール・・・(創元社 94年)
- 『装飾文字の世界』T.ノード/P.セリグマン・・・(三省堂 96年)
- 『ケルトの賢者 ドルイド』S・ビゴット・・・・・・・・・・(講談社 2000年)
- 『ケルト辞典』B・マイヤー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(創元社 2001年)
- 『ケルズの書』B・ミーハン・・・・・・・・・・・・・・・・・・(創元社 2002年)
- 『ケルト文明とローマ帝国』・・・・・・・・・・・・・・・・・・(創元社 2004年)
TV・映画出演
- NHK教育の「人間大学」。「ケルトから日本」と題して装飾美術を中心に紹介。(98年)
- 映画「地球交響曲第一番」でアイルランドの歌手エンヤと共演。(92年)