ケルトとユーロ=アジア文明の【自然信仰】~神話と芸術における「生命循環」~

日本ケルト協会25周年記念/ケルトセミナー

ケルトとユーロ=アジア文明の【自然信仰】~神話と芸術における「生命循環」~

 多摩美術大学教授 鶴岡真弓氏

アイルランドや日本列島の文明のように、先史時代から現代まで、ユーラシア大陸と、それに連なる島国の民族は、【自然の生命力】を怖れ敬い、【生きとし生けるものの生命循環】を、多くの「神話」・「伝説」に語り、「美術」「工芸」にまで表現してきました。なかでも、ヨーロッパ文明の「古層」を形成して今日まで伝統を絶やさない【ケルト文化】の人々は、【動物・植物・鉱物】のすべての「いのち」をみつめる農耕牧畜文化と金属民としての大地と地下世界までみつめてきました。
今回の記念講演は、受賞作(『ケルト再生の思想:ハロウィンからの生命循環』:ちくま新書)のテーマである「死から再生」「生命循環」をキーワードにして、精霊である鹿や、宿り木などの物語とシンボルをめぐってお話し、ケルト文化根底にある生命思想を解き明かします。

【プローフィール】 鶴岡真弓
早稲田大学大学院修了、ダブリン大学トリニティ・カレッジ留学。現在、多摩美術大学・芸術人類学研究所所長・教授。ケルト芸術文化&ユーロ=アジア芸術文明交流史研究。西はアイルランドから東はシベリアにわたって探査。主書「ケルト/装飾的思考」「ケルト美術」「ケルト再生の思想」(筑摩書房)、「ケルトの想像力」(青土社)、「装飾する魂」 「ジョイスとケルト世界」 「京都異国遺産」(平凡社)、「装飾の神話学」 「ケルトの歴史(共書)(河出書房新社) 「阿修羅とジュエリー」(イーストプレス)「すぐわかるヨーロッパの装飾文様」(東京美術) 「装飾デザインをよみよく30 のストーリ」(日本ヴォーグ社)。主訳書ミーハン「ケルズの書」(岩波書店)他、映画「地球交響曲第一番」でアイルランドの歌姫エンヤ共演。NHK[チコちゃんに叱られる」等出演。日本ケルト協会顧問。

講 師  鶴岡真弓氏
日 時 2019年4月29日(月・祝日) 14:00~16:00(13:30開場)  
会 場 あいれふ講堂 [健康づくりサポートセンター 10F] 福岡市中央区舞鶴2-5-1   ☎ 092-751-2827
 参加費   一般1500円  会員 無料 *当日会場で直接受付ます。
主 催 日本ケルト協会     http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtlic.o
後 援 福岡市 、(公財)福岡市文化芸術振興財団
日本ケルト協会事務局   福岡市博多区麦野1-28-44 Tel/Fax092-5了4-0331
http://www.celtic.or.jp keiko-yoceltic.or.jp
お問い合わせは事務局へ