北部九州の縄文遺跡(1) 糸島半島と唐津・末蘆国を訪ねる

日本ケルト協会縄文街道シリーズN0.8 

北部九州の縄文遺跡(1)
糸島半島と唐津・末蘆国を訪ねる(博多駅発着)

福岡市の西側には、魏志倭人伝に言う伊都国(糸島地方)と末盧国(唐津地方)がありました。今回はこの両地域の縄文時代の遺跡を概観してみることにします。また、近くにある代表的な弥生時代遺跡や古墳についても触れます。両地域の縄文時代遺跡の一つの特徴は、福岡周辺では珍しく貝塚が形成されていることです。糸島半島には桑原飛櫛・元岡瓜生・長浜・今津・天神山・新町・岐志元村貝塚があり、唐津には菜畑・宇木汲田・柏崎貝塚があります。長浜・今津・宇木汲田・柏崎貝塚は弥生時代前期の貝塚ですが、他はすべて縄文時代の貝塚です。
最初に見学する予定の菜畑遺跡は弥生時代開始期の遺跡として有名ですが、さらに下層に縄文時代前期の貝塚が発見されています。末盧館見学後、末盧国の王墓とみられる桜馬場遺跡を見て、鏡山の西麓にある弥生時代開始期の宇木汲田・柏崎貝塚や樋ノロ古墳をみて、古代の森会館に収蔵されている唐津地方の考古資料を見学する予定。ここには唐津地方で出土した遺物が全て収蔵されています。一見の価値あり。その後鏡山に登り、唐津平野を眺望。谷口古墳を車窓からながめながら糸島へ。多量の鏡が出土した平原遺跡を見学、平原から出土した鏡が展示されている伊都国資料館で、糸島の歴史を確認。伊都国の王都と目される三雲遺跡を見ながら、志摩歴史資料館に。ここで岐志元村貝塚や新町貝塚の出土品を見学。新町遺跡・展示館で弥生時代開始期の支石墓群をみて、新町貝塚を遠望します。新町貝塚は中期末から後期の初めの貝塚。車窓から岐志塚を見ながら、芥屋の天神山貝塚へ向かいます。岐志元村貝塚は後期中頃から後半にかけての貝塚です。天神山貝塚は砂丘上に展開する前期~後期前半の貝塚です。最後に、糸島半島の東側にある元岡瓜尾貝塚を見学します。ここは福岡市周辺で唯一貝塚の断面が見学できます。
後期中頃から後半にかけての貝塚です。皆さまのご参加をお待ち致しております。

《スケジュール》

5月21日
(日)
  博多駅・筑紫口発 9:10→ 10:00菜畑遺跡・末蘆館 10:40→ 桜馬場遺跡→宇木汲田遺跡→ 樋ノロ古墳→ 鏡山展望台→古代の森会館(唐津市歴史民俗資料館)→「大漁亭」(昼食)→ 谷口古墳→平原古墳→伊都国歴史博物館→ 井原・三雲遺跡→志摩歴史資料館→新町遺跡・展示館→岐志元村貝塚→天神山貝塚→元岡・瓜尾貝塚 → 博多駅18:30

※交通状況や天候によりスケジュールの変更を行う場合があります。

 ●日  時  2017年 5月21日(日)
 ●同行講師  元福岡市教育委員会文化財部長   山崎純男
 ●集合日時・場所  5月21日(日)午前9時   博多駅筑紫ロ   大型バス駐車場
 ●参加費  一般14,800円 会員13,800円 (バス代、、昼食代、入場料、保険料などを含む)
 ●定  員  15名   (最少催行人員13名)
 ●企  画  日本ケルト協会 事務局福岡市博多区麦野1-28-44 Tel/Fax)092-574-0331

◆旅行取り扱い ㈱つくしの観光バス   福岡市中央区天神5-9-13-2F Tel)092-714-2110

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