20周年記念行事
「ケルトと日本」 「アイルランドと日本」というテーマで福岡から文化活動を発信している「日本ケルト協会」は今年で20周年を迎えました。
これを記念して、ケルトと日本の魂が響き合う「アイルランドの石の美術 拓本展」 を開催。
オープニングに際して、特別講演会として次期アイルランド大使にご講演をいただきました
アイルランドの石の美術 拓本展」 | 造形作家で美術史家の大野忠男氏が1973年から8年間に亘って採拓されました、アイルランドの石に刻まれた美術の拓本群100点余りの展覧会です。現在、その作品を委託管理されている、書家 齋藤五十二氏から借用して福岡で展示致します。東京周辺及びダブリン以外での展示は初めてのことです。 |
特別講演会
次期駐日アイルランド大使 |
「アイルランドの石の美術 拓本展」のオープニングに際して次期バリントン、アイルランド大使に「現在のアイルランド:社会と文化」というテーマでご講演をいただきました。 |
特別講演会 | ||
ケルト文字のカリグラフィー | スタジオポンテ主宰 初島さつき氏 ケルト文字は「ケルトの書」に書かれているケルト文字をお手本に、現代によみがえらせたアルファベットです。そのケルト文字で「thank youカード」を書いてみます。ケルト民族のたぐいまれな芸術的センスを文字を通して体感しました。 |
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「拓本の制作者 大野忠男氏のこと」 | 九州大学名誉教授 逢坂 收氏 知られざる大野忠男氏の人間的側面を著書や仕事や、岡本太郎も来場していた六本末の作品展の会場の様子などを通して語っていただきました。 |
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「ケルト・アイルランド文化への誘い | 日本ケルト協会代表 山本 啓湖氏 ケルト人が部族国家を形成しヨーロッパ全土にその力を誇っていたのは今から2500~3000年前です。ケルト文化が色濃く残るアイルランドの装飾写本や遺跡を通してその足跡を追ってみました。 |
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「イースター蜂起とアイルランド独立 | 西南学院大学准教授 河原真也 氏 1916年4月に起こったイースター蜂起は、アイルランド共和国の建国に関わる象徴的な出来事です。短編小説や定期刊行物等を参考にしながら、20世紀初頭のアイルランドの社会状況について検証しました。 |
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「アイルランドの石の美術」 | 書家 齋藤 五十二氏 展示されている拓本を、巨石の時代、ケルトの時代、初期キリスト教時代、ノルマン侵入時代、それ以降の時代~と歴史的に見ながら、ケルト文化、キリスト教文化、ゲルマン文化がどのように関係しながら現れているかを辿りました |