アイリシュダンス2014
日本ケルト教会アイリッシュダンス講師 青木トモエ 氏
当会では1996年から折に触れてアイリッシュダンスの講座を設けてきました。
アイリッシュダンスをより多<の方々に親しんでいただくために普及講座を継続して行います。当会独自の講師によって、全く初めての経験がない方でも判りやすく、基礎ステップからダンス曲を踊れるように指導していきます
日本ケルト教会アイリッシュダンス講師 青木トモエ 氏
当会では1996年から折に触れてアイリッシュダンスの講座を設けてきました。
アイリッシュダンスをより多<の方々に親しんでいただくために普及講座を継続して行います。当会独自の講師によって、全く初めての経験がない方でも判りやすく、基礎ステップからダンス曲を踊れるように指導していきます
帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸氏
これまでイェイツやシングやジョイスなど、アイルランドを代表する文学者の作品を読んできました。今回は少し趣向を変えて、トリスタンとイゾルデの愛と死の物語です。
この物語は、アイルランド、ウェールズ、コンウォール地方を含むケルト文化圏に伝わる古い伝承にその起源をもち、アーサー王物語の中でもひときわ精彩を放つ一挿話として愛好されたきました。我が国でもリヒャルト・ワーグナーの同名の歌劇によってよく広く知られています。
テキストはイギリスの歴史小説家ローズマリー・サトクリフによる再話、Tristan and Lseultです。
ケルト文化の源流はドナウ川の上流の中央ヨーロッパにあります。今回は特にその中でもケルト人の存在が認識された重要な遺跡が点在するオーストリアのハルシュタット地方、スイスのラ・テーヌ地方を中心に見学します
現地ガイド・通訳 | 高杉多恵子 氏 | |
日程 | 宿泊地 | |
1日目 | アムステルダム→・ウィーン | ウィーン |
2日目 | ウィーン自然史博物館・→アスパルン野外博物館 ・→ザルツブルク | ザルツブルク |
3日目 | ハルシュタット博物館→・塩山ツアー→・ハライン見学→・デュルンベルク遺跡→・ケルト村 | ザルツブルク |
4日目 | ヘルバーティンゲン見学→・ホイネブルク遺跡→・ホイネブルク博物館・→シュトゥットガルト | シュトゥットガルト |
5日目 | 州立博物館・→ホッホドルフ博物館・→ケルト博物館 →・バーゼル |
バーゼル |
6日目 | ヌシャテル・ラテーヌ見学→・ラテニウム博物館 | バーゼル |
7日目 | バーゼル→アムステルダム→ | 機中 |
8日目 | 福岡 | |
定員 | 最低催行 10名 | |
旅行費用 | 358,000円 |
完成度の高い技法と洗練されたリズム感でアイリッシュ伝統音楽界を疾走してきた5人組バンド。
この10年間で最高のライブ・バンドと謳われるアイルランドの伝統音楽界のスーパー・グループ!
熱気と疾走感、そして抜群のグループで、ルナサの音が福岡の街を駆け抜けたのは2001年
「新世代のスーパー・スーパーバンド」と呼ばれデビューして15年・・・・さらにパワーアップして12年ぶりに福岡に帰ってくる!!
ジョーン・スミス(フィドル)
ケヴィン・クロフォード(フルート)
ジェイソン・サイファー(ベース)
キリアン・ヴァレリー(イーリアン・パイプ)
エド・ボイド(ギター)
会 場 | 住吉神社 能楽殿 福岡市博多区住吉3-1-51 |
フォト・エッセイスト 松井ゆみ子氏
今年のアイリッシュフードイベントは「アイルランドのクリスマスのお菓子」です。アイルランドのクリスマスがどんな風か、お料理やお菓子の準備はどうするか、などのお話です。
講師は河出書房の世界の家庭料理シリーズ「アイルランド料理」の著者松井ゆみ子さんです。
本の中で紹介されているミンスパイとクリスマスプディングのルーツや、作り方も伝授いただきます。
★メニューは……………
スープ
チキン&スタフィングのサンドウィッチ
ミンスパイ
クリスマスプディング
帝京大学教授 木村俊幸氏
古代ギリシャ・ローマ時代において愛と美の女神アフロディーテ(ヴイーナス)に捧げられた花であり、さらにヨーロッパの中世において「神秘の薔薇」として聖母マリアの純潔を象徴する花だあった薔薇は、その多様な象徴ゆえに、古来多くの詩人によって詩歌にうたわれてきた。イェイツも詩『薔薇」(The Rose)や『芦間の風」
古代ギリシア・ローマ時代において愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)に捧げられた花であり、さらにヨーロッパの中世においては「神秘の薔薇」として聖母マリアの純潔を象徴する花であった薔薇は、その多様な象徴性ゆえに、古来多くの詩人によって詩歌にうたわれてきた。イェイツも詩集[『薔薇』 (The Rose)や『葦間の風』(The Wind among the Reeds)に収録の、薔薇を主題としたいくつかの詩において、もともと豊かな象徴性の備わった薔薇をさまざまな文脈においてうたうことで、この花にさらに新たなる象徴性、あるいは物語性を付与している。そこに見られるものは、アイルランドの文化的独立への志向性と深く結びついた、個別的なものを普遍化しようという意志である。イェイツは、アイルランド神話(個別的、地域的なもの)を古代ギリシア・ローマ時代以来の薔薇の伝統的なシンボジズム(ヨ一ロッパの文芸文化の正統に棹さす普遍的なもの)と融合させることによって、前者、つまりアイルランド的なものの普遍化を図っている。
イェイツは、魔術についてのエッセイのなかで我々の記憶は「一個の大いなる記憶」(“one greatmemory”)の一部であり、その「大いなる記憶」は「象徴」(“symbo1”)によって呼び起こすことができる、と語っている。まさにイェイツの薔薇もそのようなF象徴jであり、薔薇によるアイルランド神話の普遍化とは、かつて存在した「一個の大いなる記憶」をアイルランド国民に呼び覚まし、独立をめぐって分裂していた国民の心を一つに統合することに他ならない。
本セミナーの眼目は、独立前のアイルランドの政治的状況を踏まえながら初期のイェイツが薔薇に託そうとしたさまざまな象徴の意味に照明をあて、さらに薔薇の象徴そのものが孕む問題点を探りつつ、中期以降のイェイツ詩における薔薇の行方を辿ることにある。
【プロフィール】木村俊幸(キムラトシュキ)
1954年広島生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業の後、同大学大学院文学研究科修士課程を修了。現在、帝京大学福岡医療技術学部教授、西南学院大学非常勤講師。専攻はイギリス・ロマン派詩人、特にキーツ、ワーズワス、バーンズなど。
数年前からアイルランド文学に関心が移り現在はイェイツやシングなどの作品を読んでいる。 2005 年から、日本ケルト協会主催の、月一回の輪読会の講師をつとめている。
10月24日~10月27日(日) | 現地同行講師: 遠藤 香澄 氏 現地講師 : 落合 治彦 氏 |
10月24日(木) | 福岡空港 →新千歳空港→千歳市キウス周堤墓群【国指定史跡】:→千歳市埋蔵文化センター→恵庭市郷土資料館→宿舎 |
10月25日(金) | 深川市音江環状列石【国指定史跡】→昼食→北海道開拓の村→小樽市総合博物館(運河館)→小樽運河などの散策→宿舎 |
10月26日(土) | 小樽市忍路環状列石、余市西崎山・地鎮山環状列石→余市町フゴッペ洞窟館→→昼食→伊達黄金史跡公園→洞爺湖入江・高砂貝塚【国指定史跡】→宿舎 |
10月27日(日) | 函館市縄文文化交流センター【国宝中空土他】→特別史跡五稜郭 函館奉行所→昼食→函館空港→羽田空港→福岡空港 |
定員 | 15人(最低催行 10名) |
参加費 | 一般139800円 会員 136800円(往復航空運賃、バス代、入場料、昼食代、宿泊費、保険料を含む |
にのさかクリニック院長 二の坂 保喜 氏
「生命の操作が可能となった新しい人類の歴史の1ページを迎え、1970年代から急速に世界各国に広がり始めたホスピス運動を 『人権運動としてのホスピス』としてとらえ、1980年にロンドンのセント・クルストファー・ホスピで開かれた世界で最初のホスピス会議(バー・ミツバ会議)で報告したのは、アメリカ代表のシスター・ジータ・マリー・コッターであった」で始まる岡村昭彦の『ホスピスへの遠い道』(筑摩書房、1987)との出会いが、私のホスピスへの遠い日道の出発だった。
本書は「序・人権運動としてのポスピス」に始まり、続いて「1 アイルランドから見える世界の拡がり」 「2 われわれはいま、どんな時代に生きているのか」 「3 人間の健康な部分と病院という虚構について」 「4 市民ホスピス」 「5 マザー・エイケンヘッドの娘たち」と続いている。400ページに及ぶ重厚な書で、医学書院発行の「看護教育」に『21世紀の看護を考えるルポルタージュ ホスピスへの遠い道ーマザー・メアリー・エイケンヘッドの生涯』と題して19回に渡って連載されたものを一冊にまとめたもの。医師になって5年目くらいだった私は小倉の書店で偶然に見つけた本書に多いに触発され、ホスピス、そしてバイオエシックスへの道を歩始めた。本書の岡村の導きに従いながら、ホスピスの源流をたどり、私自身の在宅ホスピスの歩を振り返りながら、現代日本のポスピスの課題を探り、そして私たち一人一人の生き方を一緒に考える時間としたいと思います。
西南学院大学准教授 河原真也 氏
『ダブリンにある、コノリー、ヒューストン、ピアースという鉄道ターミナルr駅はいずれも「イースター蜂起」の指導者の名前が駅名になっています。意外と知られていないのですが、その他の駅にも歴史的事件の指導者の名前が付けられています。かってキングズタウンとよ呼ばれたダンリアーリ駅にはマリン(mallin)が、海岸のリゾート地であるブレイにはディリー(Daly)が、そしてクロムウェルが上陸したドロヘダにはマクブライド(MacBride)が。このようにアイルランド共和国では、英国からの独立の道をひらいた「イースター蜂起」が社会の至るところに歴史の記憶としてとどめられ、国家のアイデンティティの象徴として今なお尊重されているのです。この歴史的大事件から百年を迎える2016年に向けて、新聞の投書欄などでは、記念行事がどうあるべきかと多くの意見が交わされています。かって国民的詩人W・B・イエイツは、有名な’Easter 1916’の中で先に挙げた指導者の名前に言及しました。では現代のアイルランド人作家(芸術家)はこの事件をどう描いているのでしょうか?この武装蜂起の評価をめぐっては、英国からの独立後、美化された面が多いことが近年の研究で明らかになってきました。今回は20世紀半ば以降の作家(芸術家)が描く「イースター蜂起」の表象を参考にしながら、20世紀初頭のアイルランドの社会事情を検証すると同時に、この事件が神格化された背景を探っていきたいと思います。
住田康啓 日本ケルト協会会員
「My original ltinerary~美術館、コンサートハシゴ旅」
黒永 美奈子 日本ケルト協会会員