
■アイルランドと「イギリス」
山本 正
■現代アイルランド文学に息づくアイルランド語の伝統
池田寛子
■アイリッシュダンスの歴史と現状
山下理恵子
■アイルランドのラグビーいろいろ
犬石万蔵
■“Eco-Poeticsと<存在>の詩学
江﨑義彦
■玄界灘の岸辺と遠賀川流域を訪ねる
山本啓湖
■アイルランド通信
エンリ・マギー/大倉純子
■事務局通信 2018年度グラフティ
会報誌CARAバックナンバーご紹介
※購入をご希望の方は事務局にお問合せ下さい。
■アイルランドと「イギリス」
山本 正
■現代アイルランド文学に息づくアイルランド語の伝統
池田寛子
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山下理恵子
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江﨑義彦
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2019年12月15日に当会のケルトセミナーで講演をいただいた詩人の佐々木幹郎氏が、第1回「大岡信賞」(朝日新聞社、明治大学共催)を受賞されました。3月7日の贈呈式の様子が中継されています。
長年に渡り思い焦がれたパブを2017年に実家の博多区祇園町に開業。現在はアイリッシュパブ ザ・シップを経営する傍ら、本年開催される東京オリンピック セーリング競技の競技役員を務める予定。自らのお店では、オーナーシェフとして料理に腕を奮っている。
穂坂氏自ら足を運び安心安全な食材を見極め仕入れている。開業当時から人気の「ギネス衣の特製フィッシュ&チップス」、今年より展開している「朝引き鶏のチキン&チップス」は料亭のクオリティ。ミシュラン一つ星の割烹味美様とコラボし洋の中に和を取り込んだフードを展開している。
穂坂氏のイギリス国費留学中の経験と現地のパブ事情ならびに東京オリンピックセーリング競技での日本メダル獲得の可能性に関してお話しいただきます。
【プロフィール】 穂坂 浩 (ホサカヒロシ)
1967年、福岡市生まれ。1985年4月 富士ゼロックス(株)入社、2017年6月 同社早期退職、2017年7月 THE SHIP Public House を開業、現在に至る。
THE SHIP Public House 代表、 (公財) 日本セーリング連盟 オリンピック準備委員
「夜楽塾」とは・・・・・・・日本ケルト協会会員を対象にした双方向のサロンです。ゲスト会員にケルト・アイルランドとの出会いや自分が興味を持って取り組んでいることなどを自由に語っていただき、参加者との交流や懇談を行っています。会員が対象ですが、紹介があれば会員以外の方にもご参加いただけます。
ケルトセミナー「ジェイムズ・ジョイスの文学と都市ダブリン」(4/19)延期のお知らせ
日本ケルト協会 ケルトセミナー 2020
法政大学名誉教授 結城英雄 氏
ジェイムズ・ジョイスの主要な作品は、短編集『ダブリンの市民』(1914)、自伝的小説『若い芸術家の肖像』(1916)、『オデュッセイア』を枠組みとした『ユリシーズ』(1922)、死と復活の俗謡を基にした『フィネガンズ・ウェイク』(1939) の四作。どの作品も斬新な「盗み語り」でありながら、舞台はいずれも都市ダブリン。ジョイスが都市ダブリンに物語を貸し与えたと思われるが、逆に都市ダブリンの文化・政治・経済・宗教といった潜勢力によって人物や物語が構想されたとも言える。
本講演ではジョイスの文学と都市ダブリンのつながりを探るつもりである。
ジョイスの作品の時代背景は1880年代から1920年代までで、都市ダブリンはイギリスの植民地支配下にあった。ジョイスの文学はイギリスへの怨念を描いているのか、逆にイギリスの支配に甘んじるアイルランド人を批判したものなのか、あるいは同時代のイギリス系アイルランド人への敵意を力学としているのだろうか? その一方、ジョイスの文学をめぐる評価は本来、モダニズムからポストモダニズムにいたる、先鋭な文学的手法によるところが大きい。ジョイスの文学に対する今日的な評価は、10ポンド紙幣に巧みに表象されている。『ダブリンの市民』を中心に、具体的な物語や場面を取りあげ、ジョイスの文学の広がりを読み取りたい。
【プロフィール】 結城英雄(ゆうきひでお) 1948年高崎市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。法政大学名誉教授。著書に『「ユリシーズ」の謎を歩く』(集英社)、『ジョイスを読む――二十世紀最大の言葉の魔術師』(集英社)、『亡霊のイギリス文学――豊穣なる空間』(国文社、共編著)、『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』(水声社、共編著)など。訳書に『メタフィクション――自意識のフィクションの理論と実際』(泰流社)、『ダブリンの市民』(岩波書店)など。日本ジェイムズ・ジョイス協会会長。
●日 時 | 2020 年 4 月 19日(日) 14:00~16:00 (開場 13:30~) |
●会 場 | あいれふ講堂 (10 F) 福岡市中央区舞鶴 2-5-1 ☎ (092)751-2827 |
●参加費 | 一般 1,500 円 会員 無料 ※当日 会場で直接受付けます。 |
●主 催 | 日本ケルト協会 |
●後 援 | 福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団 |
日本ケルト協会事務局 福岡市博多区麦野1-28-44
Tel/Fax 092-574-0331
http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtic.or.jp
お問い合わせは事務局へ。
「アイルランドフェスティバル〜セント・パトリックス・デー パレードin福岡」を2020年3月15日(日)に開催予定をいたしておりましたが、新型コロナ感染症の流行が懸念される状況をふまえて、今年は中止にすることを2月27日(木)に決定させていただきました。
ご協力いただいております関係者や関係諸機関の皆さまには大変申し訳ございません。
パレードを楽しみにされていた皆さま方には残念ですが、ご理解賜わりますように、よろしくお願い申し上げます。
2020年2月27日
日本ケルト協会
アイルランドフェスティバル実行委員会
アイルランド大使館よりプレスリリース「2020年、日本で行われるセント・パトリックス・デー関連イベント」が配信されました。
●セント・パトリックス・デー とは~
5世紀にアイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリックに因んだアイルランドの祝日です。今では「アイルランドにまつわるお祭り」として世界規模の緑色のフェスティバルに発展しています。パレードは1962年、ニューヨーク・5番街でアイルランド移民の人たちによって始まりました。日本では1992年に東京で初めてのパレードが行われました。今ではパレード、フェスティバル、主要な建物のグリーンライトアップなど、21イベントが日本各地で開催されています。イベント当日は緑色のものを身につけて出演者も観客の皆さんも一緒に楽しみます。福岡では2014年から新天町商店街(福岡市中央区天神)で、毎年開催しています。パレードのみならず、アイリッシュ音楽やダンスのパフォーマンス、妖精の仮装大会なども行っています。福岡に「春を告げるお祭り」として、多くの方々に親しまれていくことを願っています。
“今日はあなたもアイリッシュ”~どうぞお気軽にご参加ください。
●日本ケルト協会 セント・パトリックス・デー パレードの歩み
2004年 東京のセント・パトリックス・デーパレードに日本ケルト協会として初参加
2009年~2013年 セント・パトリックス・デー フェスティバルをアイリッシュパブ「The Celts」で開催
2014年 新天町商店街で初めてのパレードを開催、以後毎年開催
2016年 アイルランド大使館オリアリ副代表参加
2017年 日愛外交関係樹立60周年記念パレード
2018年 ラグビ―ワールドカップ2019福岡開催推進委員会とのコラボパレード
2019年 マスコットキャラクター「グリッピ」(妖精)登場・妖精仮装大会開催
2020年 福岡に「春を告げるお祭り」としてスタート
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000017681.html
アイルランドフェスティバル 〜 セント・パトリックス・デー パレードin福岡 〜 中止のお知らせ
今日はあなたもアイリッシュグリーンを身につけて、パレードに出かけよう!
毎年3月17日はアイルランドの守護聖人パトリックを讃える日ですが、今では「アイルランドにまつわるお祭り」として、欧米各国や日本の主要都市でもパレードやフェスティバルが開催されています。ここ福岡の地では2014年から開催しています。シンボルカラーの緑色の物を身につけて、パレードへ出かけましょう!どなたでもご参加いただけます。
アイルランドでは”妖精”が古くから民話や物語に登場します。福岡市
のマスコットキャラクター「グリッピ」は美しい花や緑の木々に棲む”妖精”をイメージしています。アイルランドでは緑色は希望と自然、そして春への誘いの色です。緑色と妖精で繋がるアイルランドフェスティバルは福岡に春を告げるお祭りです。
日 時 2020.3.15日 13:00~15:00〈12:30より受付開始〉
場 所 新天町商店街 福岡市中央区天神2-9
内 容 新天町商店街でのパレード、アイリッシュ音楽及びダンスの披露
参加費 無 料 当日、受付にて参加登録をしていただきます。
【主 催】 日本ケルト協会、福岡アイルランド協会
【協 力】 新天町商店街、アイリッシュネットワーク・ジャパン
【後 援】 アイルランド大使館、福岡県、福岡市、春日市、(公財)福岡市文化芸術振興財団、(公財)福岡県国際交流センター、福岡EU協会、福岡文化連盟、九州大学EUセンター、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、RKB毎日放送、九州朝日放送、テレビ西日本、テレQ、FBS福岡放送、ジェイコム九州(J:COM)、LOVE FM、Fukuoka Now3
お問い合わせ 日本ケルト協会事務局
福岡市博多区麦野1-28-44 Tel/Fax 092-574-0331
http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtic.or.jp
前夜祭 場所▶ The Celts
3月14日(土)19:00~
ザ・ガーデナーズによるフリーセッションです。
ダンスの簡単なステップもご一緒に。どなたでも参加歓迎です。
3月15日(日)
13:00
パレード 整列・開始
【パレード道順】
新天町サンドーム▶北通り▶南通り
西鉄横▶サンドーム
13:20~15:00
アイリッシュ音楽とダンス、妖精仮装大会、抽選会、アンドロ
出演 森重 健、The Tomorrow’s Party、ザ・ガーデナーズ、田中由美子、アイリッシュダンス福岡、グリッピ ほか
音響 江島 正剛
《パブクロウルのお知らせ》
パレード終了後に福岡市内のパブクロウルを行いますご一緒にパブを廻りませんか!
集合 17:00 レプラコーン⇒THE HAKATA HARP⇒THE SHIP
ケルト協会のFBページ
https://www.facebook.com/japancelt/
今年の4月にアイルランドで佐々木幹郎氏の英訳詩集「Sky Navigation Homeward」(大野光子訳、栩木伸明序文)が出版されました。
英訳詩集「Sky Navigation Homeward」をお求めになられたい方は以下にご注文下さい。
日本ケルト協会25周年記念 /ケルトセミナー
詩人 佐々木幹郎 氏
今年の 4 月にアイルランドで佐々木幹郎氏の英訳詩集「Sky Navigation Homeward」 (大野光子訳、栩木伸明序文) が出版されました。詩集出版を記念して、ゴールウェイとダブリンで詩の朗読会が開催されました。
佐々木幹郎氏の facebook によると…「日本語と英語のバイリンガル朗読会は、大野光子さん(通訳と英訳詩朗読)、栩木伸明さん(英訳詩朗読)との息がピッタリあって、特に最後のポエトリー・アイルランドでは、ホールの音の響きも良く、わたし自身が最も自由奔放になれて、日本語での詩の朗読の楽しさが極まりました。一篇ごと朗読が終わるたびに、拍手が続きました。「詩と音楽の国」アイルランドでは、どこに行っても、聴き手が優れているのです。演奏者や朗読者は優れた聴き手によって育てられます。4 月 15 日の朗読イベントの様子を、『SKY NAVIGATION HOMEWARD』の版元 DEDALUS PRESS の facebook が詳細に報告しています。 ササキの朗読は 「 A ROUSING, SPIRITED READING 」 だったって 。 大げさだなあ ( 笑 ) 。https://www.facebook.com/DedalusPressPoetry/posts/2157051604329925 」
今回のセミナーでは、アイルランドの詩人たちとの交流についてやアイルランドへの旅をモチーフにした自作詩の朗読をしていただきます。4 月の朗読の旅のお話も伺えることでし ょう。多くの方のご参集をお待ちいたしております。
【プロフィール】 佐々木幹郎 (ささきみきろう)
詩人。1947 年奈良で生まれ大阪で育つ。同志社大学文学部哲学科中退。オークランド大学客員研究員、東京芸術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。詩集に「蜂蜜採り」(高見順賞)「明日」(萩原朔太郎賞)など。評論・エッセイ集に「中原中也」(サントリー学芸賞)、「アジア海道紀行」(読売文学賞)、「旅に溺れる」、「瓦礫の下から唄が聴こえる」「東北を聴く」など。編著に 「新編中原中也全集」がある。最新刊に、「中原中也-沈黙の音楽」、詩集「鏡の上を走りながら」。
●日 時 | 2019 年 12 月 15 日(日) 14:00~16:00 (開場 13:30~) |
●会 場 | あいれふ講堂 (10 F) 福岡市中央区舞鶴 2-5-1 ☎ (092)751-2827 |
●参加費 | 一般 1,500 円 会員 無料 ※当日 会場で直接受付けます。 |
●主 催 | 日本ケルト協会 |
●後 援 | 福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団 |
日本ケルト協会事務局 福岡市博多区麦野1-28-44
Tel/Fax 092-574-0331
http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtic.or.jp
お問い合わせは事務局へ。
日本ケルト協会25周年記念 /ケルトセミナー
小泉八雲記念館館長 小泉 凡 氏
妖怪伝承を生み出すものは、人間の恐怖への想像力とアニミズムという文化環境だと言われます。(イーフー・トゥアン『恐怖の博物誌』) 1万キロ以上離れたユーロ=アジアの両極の日本とアイルランドに、類似した信仰や精神性が存在するのは、そんな理由からかもしれません。
柳田國男は『遠野物語』の執筆中に、W.B.イェイツの『ケルトの薄明』を読み、ザシキワラシそっくりの妖精がアイルランドに存在することに気づき、話者の佐々木喜善にそれを伝え、あわせて早期出版の決意を告白しています。ラフカディオ・ハーン(1850-1904)も両国の生まれ変わりや霊魂不滅の死生観、民話の共通点などに気づき、日本の基層文化の本質への理解を深めていきます。ハーンは妖怪博士の井上円了と松江で出会いつつも、妖怪撲滅の妖怪研究を受け入れることができず、ふたりの親交は途絶えてしまいます。
ユーラシア大陸の両極に根付く妖怪と妖精の文化を社会に生かすことで、自然への畏怖の念とやさしさの回復により、持続可能な共生社会の実現へ貢献できないかを模索します。
八雲が描いた妖怪「古椿」 (『妖魔詩話』より ©KOIZUMI)
幼い八雲が妖精の輪を探したコングの森。(アイルランド・メイヨ州)
【プロフィール】 小泉 凡 (こいずみぼん)
1961年東京生まれ。成城大学・同大学院文学研究科で民俗学を専攻後、1987年に松江へ赴任。妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に生かす実践研究や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開する。現在、小泉八雲記念館館長、焼津小泉八雲記念館名誉館長、島根県立大学短期大学部名誉教授。
2017年7月、日本・アイルランドの文化交流貢献で外務大臣表彰。主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)、『怪談四代記―八雲のいたずら』(講談社、2014年)ほか。小泉八雲曾孫。日本ペンクラブ会員。
●日 時 | 2019年9月22日(日) 14:00~16:00 (開場13:30〜) |
●会 場 | あいれふ講堂 (10 F) 福岡市中央区舞鶴2-5-1 ☎ (092)751-2827 |
●参加費 | 一般 1,500円 会員 無料 ※当日 会場で直接受付けます。 |
●主 催 | 日本ケルト協会 |
●後 援 | 福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団 |
日本ケルト協会事務局 福岡市博多区麦野1-28-44
Tel/Fax 092-574-0331
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