CARA第3号 1996年9月

会報誌cara第3号
会報誌cara第3号

■ケルトの言語と文学
翻訳家
平島 直一郎

■はるばる世界旅――妖精がほほえんだ夏
NHKアナウンス副部長
原田  徹

■ダブリン通信
あるアイルランド人女性記者の死
織田村 恭子会員

■寄稿~ガリバーの国からきた青年と
田熊 陽子会員

■ティペラリー
医師・赤松 和彦氏(広島市在住)


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CARA第2号 1996年2月

会報誌cara第2号
会報誌cara第2号

■ケルト人は万象をどう認識し
それを如何に表現したか
中世彩色装飾写本『ケルズの書』の神秘を探る
梅光女学院大教授
吉津 成久

■ダブリンの森から
木の彫刻家
ジェラード・コックスさんへのインタビュー
■アイルランドに暮らして
写真家
織田村 恭子さん(在ダブリン会員)


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1996年日本ケルト協会の歩み

1996年日本ケルト協会の歩み

2月4日 定例会 /講演
イェイツの『鷹の泉』
 逢坂収・九大名誉教授が「イェイツの『鷹の泉』~そして溢れ出た幾筋かの流れ」と題して、日本の能楽に精通していたイェイツの作品を通して、日本とアイルランドの文化の絆について講演。
2月25日   会報誌『CARA』第2号発刊   A4版・18ページ
3月31日 特別企画
アイルランド映画祭 in 九州
    天神・都久志会館で
  アイルランドの人たちのありのままの姿を、映画を通して知ってもらおうと、九州で初めての催し。オ・ドノバン駐日大使が来福。上映作品は『フールズ・オブ・フォーチュン』(90年・英)、『スナッパー』(93年・英)『ガイアシンフォニー第1番』(92年・龍村仁監督)の3本。
4月21日 定例会
平島直一郎・原田徹氏の講演会
  翻訳家の平島直一郎氏のテーマは「ケルトの言語と文学」。アイルランド文学の起源やケルト言語と他の言語との違いなどを解説。NHK福岡放送局アナウンサー原田徹氏は、アイルランドに映像取材した「妖精がほほえんだ夏―アラン諸島」の裏話など

※『CARA』3号に収録
5月25日 ゲール語入門講座
スタート
  古代ケルト以来、アイルランドに残るゲール語。講師は翻訳家の平島直一郎とケルト民話研究家の岩瀬ひさみさん。第2・4土曜日の午後2時間、福岡市民センターで。
6月16日 CDコンサートと講演
伝統音楽で聞くケルト
  音楽評論家・翻訳家の茂木健氏を招き、「伝統音楽で聞くケルト」の演題に沿って、古い聖歌から開拓時代のアメリカ大陸に展開したアイリッシュ・ミュージックなど鑑賞。
7月21日 語学講座
短期集中英会話
  アイルランド研修旅行実現の際、役立つ会話を目指し開く。講師はアイルランド出身のエンリ・マギー氏(下関市立大・九州産業大講師)。
9月1日 定例会
『ライアンの娘』などビデオ映画賞
イギリスのアイルランド支配という歴史的背景を絡めた映画『ライアンの娘』(70年・英/デビッド・リ―ン監督)ほか2本を上映。
9月15日   会報誌『CARA』第3号発刊    A4版・32ページ
11月10日 特別企画
アイリッシュダンス1日教室
上半身は動かさないで、足を素早くステップするのが特徴のアイリッシュダンス。講師2人を招き、初心者向けに手ほどきを受けた。
11月24日 特別企画
立命館大・鶴岡教授の講演と元福岡県知事・奥田氏との対談

福岡女性センター・アミカス
   鶴岡真弓教授が「ケルト文化再発見」と題して講演。ヨーロッパ源流のひとつ、ケルトの際立つ個性的な実像を浮かび上がらせ、自然への畏怖など現代人が見落としがちな面に触れた。この後「今、何故ケルトなのか」の対談で、奥田八二氏は講演に共感を示し、「ケルトを媒介にして、人間というものを理解していきたい」と述べた。

※『CARA』4号に収録
12月15日 定例会講演
『アイルランド田舎物語』
  翻訳家の高橋豊子さんが、ベストセラーとなった表題の著者アリス・テイラーを軸に、物語の中で展開される、自然と神が間近な大家族の南部地方の暮らしぶりを紹介。

※『CARA』4号に収録
12月15日 料理教室
ソーダブレッドの作り方
 カトリックファミリーセンター所長・ショーン・M・ライルさんに、日本人にも食べやすい重量感のあるパンの作り方を指導して頂いた。
【オドノバン大使】 3月31日、「アイルランド映画祭 in 九州」の舞台挨拶で来福。

CARA創刊号 1995年8月

会報誌cara創刊号
会報誌cara創刊号

■特別寄稿
ケルト会 in 九州の誕生に寄せて
「変化の思想」
ケルト美術・文化研究家
元東北芸術工科大助教授
鶴岡 真弓

■アイルランド西部と文学作品
梅光女学院短大教授
徳永  哲

■海を渡ったステンドグラス
日本聖公会九州教会主教
飯田 徳昭


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1995年日本ケルト協会の歩み

1995年日本ケルト協会の歩み

4月29日 定例会 /講演
「アイルランド西部と文学作品」と映画鑑賞会
 講師は梅光女学院短大・徳永哲助教授。神秘的な雰囲気を持つ西部地方から生まれた作品の魅力を紹介。映画は『アランの男』(R・フラハティ監督、1934年制作)鑑賞。

※『CARA』創刊号に収録

5月21日 特別企画   
ステンドグラス見学と講演会
  「海を渡ったステンドグラス」と題して、福岡市中央区草ケ江の福岡教会礼拝堂で、日本聖公会九州教区・飯田徳昭主教が講演。祭壇のステンドグラスは約100年前のもので1993年、アイルランドから運ばれた

※『CARA』創刊号に収録

6月25日 定例会
ケルト美術講演とビデオ鑑賞会
  巨大な石碑への線刻をめぐり、久留米信愛女学院短大・吉澤正講師による「麗しき謎・ケルト美術」の講演。 ビデオは『世界旅・妖精がほほえんだ夏―アラン諸島』など。
9月10日 定例会
BBC制作ビデオ鑑賞会
6回にわたりNHK海外ドキュメンタリーで放映された、イギリスBBC制作の『幻の民・ケルト人』。<激情と創造の伝統><民族国家の興亡>など。
10月28日 特別企画
ケルト美術の粋『ケルズの書』(復刻版)見学会
 梅光女学院大学(下関市)所蔵。装飾福音書とも言われる「ケルズの書」について、吉津成久・同大教授が、描かれているキリスト像を始め文様や動物などについて解説。このあと、資料館で復刻版を見学

※『CARA』2号に収録

11月18日 特別企画
ケルト音楽演奏会
あいれふホールで
 活躍を続けている守安功・雅子のお2人を招き、「旅の空・風の声」のタイトルのもと、アイルランドやスコットランドの伝統的な響きや新しい音に耳を傾けた。
12月10日 定例会
ライル神父の講演
  カトリック司祭のショーン・M・ライル氏による、アイルランドの紹介など。スコットランド留学体験がある会員や日本に住むアイルランド人のよもやま話を交え、交流会の様相に。
【駐日アイルランド大使】 ジェイムズ・A・シャーキー氏が5月16日、熊本市安政町(鶴屋デパート裏)に復元された小泉八雲旧居披露に出席。熊本アイルランド協会を紹介される。
【新任の駐日大使】 デクラン・オドノバン氏が8月18日、着任前に福岡市で開かれたユニバーシアード参加のアイルランド選手応援で来福。

1994年日本ケルト協会の歩み

1994年日本ケルト協会の歩み

「ケルト会 in 九州」設立のきっかけとなった講演会と映画上映会

福岡市・明治生命ホールで

 東北芸術工科大・鶴岡真弓助教授が「ケルト文化とアイルランド」と題して講演。アイルランドのシンガーソングライターのエンヤと鶴岡助教授が出演した『地球交響曲第1番』上映。この機会に参加者に「ケルト会 in 九州」設立を呼びかけ、発足にこぎつけた。