
■ケルトの魅力
~アーサ-・コナン・ドイルを中心に~
井村君江
■Seamus Heaneyの詩の世界
江崎義彦
■中央ヨーロッパの『ケルト』を探る
武部好伸
■アイルランドの食文化~伝統食から
モダンアイリッシュまで
松井ゆみこ
■北東北・三内丸山遺跡と遮光器土偶を
訪ねてレポート
山本啓湖
■会員投稿
岩瀬ひさみ
奈加靖子
■アイルランド通信
大倉純子
藤田需子
会報誌CARAバックナンバーご紹介
※購入をご希望の方は事務局にお問合せ下さい。
■ケルトの魅力
~アーサ-・コナン・ドイルを中心に~
井村君江
■Seamus Heaneyの詩の世界
江崎義彦
■中央ヨーロッパの『ケルト』を探る
武部好伸
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モダンアイリッシュまで
松井ゆみこ
■北東北・三内丸山遺跡と遮光器土偶を
訪ねてレポート
山本啓湖
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帝京大学教授 日本ケルト協会会員 木村俊幸氏
毎月第1金曜日、夕方6時から8時まで、主にアイルランドの作家を中心に原書による輪読会を行なっています。これまでイェイツやシングやジョイスなど、アイルランドを代表する文学者の作品を読んできました。今回は少し趣向を変えて、トリスタンとイゾルデの愛と死の物語です。
この物語は、アイルランド、ウェールズ、コンウォール地方を含むケルト文化圏に伝わる古い伝承にその起源をもち、アーサー王物語の中でもひときわ精彩を放つ一挿話として愛好されたきました。我が国でもリヒャルト・ワーグナーの同名の歌劇によってよく広く知られています。
輪読会の進め方は、前の月の輪読会でそれぞれテキストの担当部分(1ページから1ページ半)を決めておいて、翌月の輪読会で担当者が訳読を行い、その後、講師を中心に全員で難解な語句の意味や解釈の難しい箇所などをめぐってディスカッションするというものです。文学や語学に関心のある方は奮ってご参加ください。途中参加もOKです。
テキストはイギリスの歴史小説家ローズマリー・サトクリフによる再話、Tristan and Lseultです。
中央大学教授 松村賢一 氏
アイルランドに残存する数多くの神話や伝統は古代・中世の物語として今に伝えられていますが、その源はストーリーテリングとよばれる《語り》でした。ストーリーテリングは伝承の過程で変容しながらも、多くが12世紀のアイルランド修道院文化の黄金期を経て文字に写されていきました。中でも異色な物語群に中世の航海譚があります。『ブランの航海』は最も古い航海の物語とされ、日本古代の常世の国を彷彿とさせる異界の風景が存分に写し出されています。妖精の誘いをうけ、潮路はるかな「女人の国」を訪れたブランの一行がアイルランドの岸辺に還って来た時には、幾百年が過ぎていました。この話はどのような心性から生まれたのでしょうか。万葉集や丹後風土記逸文などに遡る神仙譚の浦島子に似ているところがあります。
このほかにラテン語による『聖ブレダンの航海』と酷似した『マールドゥーンの航海』、アイオーナ島から二人の修道士が海上巡礼する『スネーフサとリーラの息子の航海』、天国と地獄をモチーフにした『コラの末裔三兄弟の航海』などがあります。とりわけ『コラの末裔三兄弟の航海』はキリスト教の贖罪巡礼をめぐる航海譚ですが、贖罪ではなく悟りとして観音菩薩のもとに生まれ変わることを願った日本の僧たちの補陀落渡海についても触れたいと思います。
■アイルランドと日本の出合い
~イェイツ『鷹の井戸』をめぐって
高橋睦郎
■イェイツの劇作品入門
河野賢司
■イェイツの初期の恋愛詩について
木村俊幸
■イェイツとアイルランド
-神話と紛争に生きた詩人
木原謙一
■亡霊のアイルランド
ジェームズ・ジョイスを中心に
田多良俊樹
■イェイツと女性たち -過去、そして現在
大野光子
■アイリッシュハープの歴史~
18世紀の復興運動と愛国主義
寺本圭祐
■佐渡が島と火焔土器を訪ねる旅
山本啓湖
■会員投稿
私とケルトの出合い
森 玉枝
■アイルランド通信
「ドニゴール/デリー通信」
大倉純子
「リトル・ミュージアム・ダブリン」
織田村恭子
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随時(土曜日) ■参加費 ワンドリンク1000円
会員 DianeFayRimmer
アイリッシュダンス公開講座4回シリーズ
トラディッショナルコース
(6月から4回シリーズ)
今回は参加形態やダンス構造にもある社交性に重きを置き、楽しさを広く知っていただきたいと思っております。
もちろん控えめで端正な見た目の美しさも徐々に求められればさらに素晴らしく、皆さんのやる気も高まることでしょう。
4回の講座で出来ることは限られていますが、セットダンス、ケーリーダンスをメインに、簡単な2ハンドダンス、そしてソロとしてはシャンノースダンスに挑戦してみましょう。トラディショナルなグループダンスは共通言語のようなものですから、いくつかマスターすれば、自分たちの楽しみとして踊る喜びを味わえますし、アイルランド本国はもちろん、世界中から集まるアイルランド好きな人と楽しく交流も出来るでしょう。
理解を深めるためのバックグラウンドとして、興味深いお話や貴重な映像もご紹介します。
1、2回のクラスでセットダンスを1つ、トラディショナルステップダンスのステップを1、2、2ハンドダンスを1,2というペースで様子を見ながらゆっくりと進めます。課題をこなすよりも、皆さんが自立して助け合いながら習得して行かれるよう指導させていただきます。(講師:宮澤紅子)
講 師 | トラディッショナルコース 宮澤紅子 氏 |
第2回日時 | 11月13日(日) |
セットダンスクラス 15:00~16:50 | |
トラディッショナルステップダンスクラス 17:00~19:00 | |
場 所 | 福岡市立 中央体育館 福岡市中央区赤坂2-5-8 TEL092-741-0301 |
参加費 |
各クラス 一般4500円 会員・学生4000円 |
定員 | 20名(最低催行人員15名) |
服装など | 服装は動きやすいもの。 靴はヒールに多少の高さがあり、摩擦の大きすぎないもの。 セットダンスシューズ、チップのないタップシューズのような形・造りが適している バレーシューズよりはスニーカー、スニーカーよりは皮革製ヒール付き靴が適しています。 特に靴については初回に講師に相談が可能です。 |
次回について | 10月の開催日時については 決まり次第お知らせいたします。 |
主催 | 日本ケルト協会 担当/山本 |
自主練習 | |
場 所 | 中央体育館など |
開催は | 会場の都合により変更になる場合もあります。 その場合は早めにお知らせいたします。 |
初心者クラスは | 全く初めての経験がない方でも判りやすく基礎から指導していきます。 |
経験者クラスは | 今まで当会のダンス講座を受けられた方やダンスの経験がある方が対象です。 |
詳細は | 直接担当者へ 森下:harry_morishita@live.jp |
愛知淑徳大学名誉教授 大野光子 氏
W.B.イェイツの生涯と作品については、4月の「イェイツ-その生涯と業績」展の期間に、4人の講師の方たちがそれぞれのご専門の立場から語られましたので、私はイェイツと女性たちとの文学的・人間的かかわり方に焦点をあてて、お話したいと思います。
アイルランドの激動の時代を生きたアングロ・アイリッシュ詩人イェイツの周囲には、常に時代の先端を行く知的で活動的な女性たちがいました。独立運動の中で出会った運命の女性モード・ゴーンもその一人で、イェイツの詩神(ミューズ)として多くの作品中に姿を留めることで知られています。しかし、今回は特に、生涯イェイツを支え抜いた妻ジョージにも光をあててみます。彼女は当初、若き英国人妻として、作品のインスピレーションとなり、後年はイェイツの全著作の管理保護者としてイェイツ研究の発展に尽くしました。2002年に刊行されたアンサドルマイヤ-著『イェイツ夫人伝』に続き、今春同氏編注による『イェイツ夫婦書簡集』がついに出版され、偉大な詩人の妻の真の姿と貢献が明らかにされています。
「過去」の女性たちと、先駆詩人たるイェイツに触発された作品を書いている「現在」の女性作家・詩人たちにも視線を向けてお話しますが、当然のことながら、19世紀末から21世紀に到る、アイルランドの社会状況にも触れることになと思います。
日 時 | 10月2日(日) 14:00~16:00(13:30開場) |
場 所 | 婦人会館 視聴覚室 (あいれふ) 8F 福岡市中央区舞鶴2-5-1 ℡092-712-2662 |
参加費 | 一般1500円 会員無料 当日開場で直接受け付けます。 |
主催 | 日本ケルト協会 事務局 福岡市博多区麦野1-28-44 ℡092-574-0331 http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtic.or.jp お問い合わせは 担当 稲永へどうぞ TEL092-812-0939 |
後援 | 福岡市・福岡市教育委員会 |
中村学園大学流通科学部講師 田多良俊樹 氏
「モダニズムの巨匠」たるジョイスが、初期の短編集『ダブリン市民』において、亡霊をどのように扱っているのかを検討してみたい。まず、厳密な意昧ではどこにも亡霊が登場していないように見える短編に、実は亡霊が登場していることを確認する。この「ゴースト・ハンティング」の作業を経て、ジョイスが、その文学的キャリアの初期の段階から、アイルランドにおける心霊主義や神秘主義といった文化的伝統に反応していた可能性を探る。
講演日は初夏の頃。今回のように、ジョイス文学における亡霊を語る=怪談をするの一興かもしれない。いないと思っていた亡霊がいたと分かって「ヒヤッ」とするのを十分に楽しむために、聴衆の皆様には、邦訳でも良いので『ダブリン市民』を事前に一読されたい
ウィリアム・バトラー・イェイツはアイルランドで最も有名な詩人、劇作家であり、19~20世紀を代表する詩人の一人です。1923年にノーベル文学賞を受賞した際には、その霊感に満ちた詩が「アイルランド国家全体の精神を表現している」と称賛されました。イェイツはアイルランド復興、独立戦争、アイルランド国家の成立という激動の時代を生き抜きました。 本展は、アイルランド国立図書館の常設展をパネルにして彼の生涯と作品、そして当時の大論争への貢献に光を当て、その業績を讃えるものです。今回の福岡展が、日本全国巡回展のオープニングとなります。なお会期中は、研究者によるサロンセミナーを聞くほか、詩人・高橋睦郎さんにイェイツと能の関わりなどについて語っていただきます。多<の方々のご来場をお待ちしております。 2011年4月6日(水)~4月10日(日)
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●パネル展「ウィリアム・バトラー・イェイツ–その生涯と業績」 4月6日(水)~10日(日) 10:00~21:00 (最終日は~17:00) |
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●サロンセミナー 定員になり次第締め切ります
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主催 | 日本ケルト協会 |
共催 | (財)福岡県国際交流センター、アイルランド大使館 |
後援 | 福岡県、福岡市、福岡市教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団、(財)福岡県国際交流センター、福岡EU協会、福岡文化連盟、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHK福岡放送局、九州朝日放送、TNCテレビ西日本、RKB毎日放送、TVQ九州放送、日本イェイツ協会、朝日新聞社、FBS福岡放送 |
お問い合せ・お申し込み 日本ケルト協会 TEL ・FAX 0952-574-0331 |
■アイルランドみやげ話
-2009-2010~モノたちが語るダブリン
栩木伸明
■ブリテン島
-新石器時代・青銅器時代の埋葬と社会
溝口孝司
■アイリッシュダンスの歴史的変遷
山下理恵子
■スコットランドのバグパイプと
ケルト文化における位置づけ
山根 篤
■会員投稿
ハーン来日120年後の松江を訪ねて
筒井正二郎
■アイルランド通信
「アイルランド語学習事情・イン・デリー」
大倉純子
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